闇金 手口と対処法について

闇金 手口と対処法について

法律によって昔よりは闇金の数も減り、被害件数も減少してきています。ただ、全ての闇金が無くなったわけではなく、現在もそちらでお金を借りてしまったり、被害に遭われている方もいるのが事実です。そのため、今お金に困っている方は被害に遭わないためにも闇金 手口について知っておいたほうが良いでしょう。

闇金の呼び込みーその手口

呼び込みの手口としては、今も昔も電柱にチラシを張って貸主を募集しています。中には雑誌でも宣伝をしている業者もいますし、インターネットでの呼び込みも多いです。お金に困っている方は、これらの呼び込みや宣伝に引っかかってしまう可能性が高いため、注意しなければなりません。

闇金からはお金を借りないと思っていても、ホームページやチラシは一般的な金融業者と一目で見分けが付かないことも多いです。そのため、会社の名前や住所、金利など細かい部分もチェックし、一般的な金融業者と比べて記載されていない部分がある場合は疑ったほうが良いでしょう。法律では貸金業を行う際に、金融庁から登録を受けることが義務となり、法律内の業者であれば貸金業登録番号が記載されていることがほとんどです。こちらの番号が記載されていない会社の場合もお金を借りないほうが無難となります。

金融業者では審査があり、この審査に通過しないとお金を借りることができませんが、審査が無い場合や審査がすぐに終わる場合も注意しなければなりません。具体的な手口として、押し貸し詐欺と呼ばれるものがあります。こちらは融資を申し込み、後でキャンセルをしたとしても銀行口座などに勝手にお金が振り込まれるのです。振り込まれてしまった場合は、後で高い金利を請求されてしまい、なかなか借金が完済できなくされてしまいます。

次にお金を貸してもらえずに、融資の際に掛かった保証料などの名目だけをだまし取られてしまう場合もあります。こちらはダイレクトメールやインターネットでの広告が多いため、先に費用を請求してくる業者の場合は要注意です。他にもクレジットカード現金化や年金担保金融、紹介屋と呼ばれる手口にも気を付けなければなりません。クレジットカード現金化は、お金を貸す方にショッピング枠で商品を購入させて現金にし、お金を貸す手口となります。

クレジットカードの会社に現金化したことがバレてしまうと、カードが停止されてしまう恐れもあるため、そちらも注意したほうが良いでしょう。年金担保金融は、名前の通り年金を担保にしてお金を融資してもらうものです。闇金の手口は、担保に提出する通帳とキャッシュカードとなるため、渡してしまうと返ってくることはありません。公的機関では年金を担保にすることが可能ですが、民間の企業の場合は認めていないため、そちらも覚えておいたほうが良いでしょう。紹介屋は闇金ではなく、融資を受けることができる会社を紹介してくれるものとなります。高い手数料を請求されたり、中には闇金と繋がっている可能性もあるため、紹介屋の利用もやめておいたほうが無難です。

お金を借りてしまったら

もしもお金を借りてしまったどうなるのかというと、高い金利で借金を返済しなければなりません。法律では年に20パーセントが上限となっていますが、闇金の場合はそちらを適用していません。例で挙げると、10日で1割や10日で3割を返済を迫られてしまいます。利息だけでも返済が厳しく、元金がなかなか減らないため、利息だけを長年にわたって返済することになるのです。また、お金を借りた際に審査料や書類代などの名目で高額な費用を請求される場合もあります。現在闇金から融資を受けている方は、専門家に相談することをおすすめします。闇金のお金は自己破産や債務整理が難しいため、まずは手口に引っかからないことと、引っかかってしまった場合は専門家に相談し、解決する打開策を見つけるようにしましょう。